オペラ『あん』事前ミニコンサート in 愛媛県新居浜市『あかがねミュージアム』(4月11日):泉篤史

川崎市の宿河原にある座の稽古場の近くの桜も、満開を過ぎ、後は散りゆくのみ。
そんななか、新幹線に乗り込み、岡山から特急しおかぜに乗り瀬戸内海を渡ってやってきたのは…

愛媛県新居浜市!

本日は、来月5/21にその新浜で上演されるオペラ『あん』に先駆けて、原作者のドリアン助川さんの講演会&こんにゃく座のミニコンサートを行うために、出演者である相原智枝さん、熊谷みさとさん、そして僕、泉篤史にピアニストの入川舜さんと共にうんとこさとやってきたのでした。

僕は初上陸です、新居浜。というか、愛媛県はトラックなどで通過したことはあるものの、まだ公演したことのない県の一つでした。胸が高鳴ります!

新居浜駅を降りたとたんに見えるのが本日の会場、あかがねミュージアム。来月公演されるオペラ『あん』と同じ会場です。


なんてアートな建築デザイン!

赤茶っぽく見えるのはすべて銅板。曲線に沿ってきれいに張られています。新居浜には日本三大銅山の一つ、別子銅山があったそう。そのために銅をふんだんに取り入れたデザインなのです。ずーっと見ていたくなるフォルム…写真を撮り忘れてしまいましたが、中もとってもおしゃれなんです!

本日の本番は、前半はドリアン助川さんの講演会の後、後半が僕たちのコンサートです。

到着早々、ピアノの位置を決めてお稽古。


会場の歌の響きやピアノとのバランスを確認していきます。


前半のドリアン助川さんの講演会。ドリアンさんご自身の半生をお話しされながら、「あん」がどのようにして生まれたのかを語られました。僕たちも客席や舞台袖から耳を傾けます。時々ユーモアを交えながらもドリアンさんの熱い思いを伝えていくという絶妙なバランスで講演会は進んでいき、お客さまの心を捉えて離さず、どんどん引き込んでいきます。
ドリアンさんが今まで生きてきて感じたこと、体験したことがこれでもかと「あん」という作品に込められていることをあらためて実感しました。
そして、いよいよ後半は僕たちこんにゃく座のミニコンサート。


行ってきまーす!

こんにゃく座のソングと、オペラ『あん』の中で歌われる曲を何曲かお届けしました。お客さまはじっくりと聴き入ってくださり、たくさんの拍手をいただきました。終演後はドリアンさんのサイン会が催され、その隣でちょこっとお見送りをしていた僕たちにも、声をかけてくださるお客さまが。こんにゃく座初めましての方に「素敵な歌声でしたー!」と嬉しい言葉をいただきました…!

このホールの舞台裏の廊下は、ここで公演やライブをした方々のサインでいっぱい。


ほら!


劇場の方に声をかけていただき、ドリアンさんも記念に壁にサインをしていました!

僕たちコンサート組は、5月21日に『あん』を公演したときに出演者全員そろったところで書くことにしました。今回はお預け…!

この講演会とミニコンサート、今日が初日でして、あと2ステージ、香川県坂出市愛媛県西予市にて行われます。短いけれどもスペシャルな今回の公演、頑張るぞー!!

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