ピノッキオ稽古場最終日誌:萩京子

5月6日(日)雨。
『ピノッキオ』は海外で初演するので、稽古最終日のこの日は試演会をやりました。
午後4時、座員、関係者等90名以上の見守るなか、80分一本勝負『ピノッキオ』が上
演されました。
ひとたび始まってしまうと、一気に進む『ピノッキオ』。
いろいろ失敗はありましたが、なんとか終わった!
終演後、「おもしろかったよ。気をつけていってらっしゃい」というあたたかなこと
ばにつつまれて、出演者一同、ボーっとしていると、演出家の伊藤多恵さまが、「6
時半からダメだしね。それから、もう一回通すよ~!」と、のたまう。
さすがの岡原や萩も、食欲がなかったです・・・。(笑)。
そして、その後は、通しはしなかったものの、とみやんの報告にある通り、なんべん
もなんべんも・・・という稽古が10時ころまで続いたのでした。

開けて5月7日(月)晴れ。
さわやかな5月の風。
気持ちいいなあ。
しかし、帰ってくるころは、梅雨なんだなあ。
今日はパッキングデイ。
飛行機に載せるべく、荷造りをします。
大道具というものはなく、すべて小道具。
その小道具が役者と一体となって、大道具の役割を果たすのがミソ。
「謎の物体」としか言いようのない、5つの箱状(袋状)のものと、楽器トランク1
個とスーツケース2個。それですべて。
旅するオペラ劇団の真骨頂です!

その後、渡航説明。
マレーシア等のビザも発行され、パスポートが手元に戻り、航空券も手渡されまし
た。
これから先は自己管理!

これから一日半で、準備と休養。
マッサージに行ったり、お医者に行ったり、買い物したり、海外公演以外の座の仕事
も少々。
あっという間に、5月9日はやってきました。
ああ!日付が変わってしまった。
ちゃんと寝てから、出発します。

それではみなさま、行ってまいりまーす!

萩京子

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