ネズミ組 in 鹿児島県鹿児島市『鹿児島修学館高校』(11月5日):壹岐隆邦

2日間の移動を経て、ネズミ組はふたたび鹿児島へとやって来ました。


今日の会場は鹿児島修学館高校。久々の体育館公演!
前日からの雨が続いていたけれど、仕込み開始の時にはそれも上がり、
そして7時という早い時間からテニス部と野球部の生徒、先生方も搬入を手伝ってくださり、2階の体育館だったにもかかわらず、搬入もスムーズに上がりました。




さあ、仕込み開始です。

体育館での公演では、天井の梁やネットを渡すワイヤーにホソビキ(縄)を通して、それで幕を吊り上げていきます。
そのホソビキを梁やワイヤーに通す作業が厄介なのですが、今回は舞台監督の中島さんが新兵器を持参してきました。

吊りものには釣り道具!

釣果や如何に?



一方、こちらはギャラリー下。
ひとり怪しい動きをしている人が……

「チーズの角に頭ぶつけてしんじまえ!」

洗濯物を投げる稽古……ではなくて、どうやらホソビキをギャラリーに投げ上げようとしている模様。



こちらでも、何かを投げている人がいます。


何を投げているのか、それは来年2月公演『アルレッキーノ』を観にくればわかるかもしれません(!?)



おや、バスの中では隙間に落ちたナットを磁石で釣りあげる事に成功したようです。

昔、こんな玩具がありましたね♪

釣りといえば……
天井が高すぎたために、本日の釣果はゼロ。
中島さん、がっくり。



再び、ギャラリー下。

「フレー、フレー!」

中島さんを元気づけている……のではなく、ようやくホソビキがギャラリーへ届いたみたいです。


今日の体育館は本当に広くて、ホソビキを通せる場所も少ないため、幕を吊るのに様々な工夫を凝らします。




ホソビキも1本を残して全部使い切りました


そしてついに、



広い体育館がオペラハウスに!




そうして迎えた本番は、しっかり観てくれて、楽しく演じることが出来ました♪

終演後の生徒代表のことばでは、物語の世界の見えないところまでよく観てくれて感じた事、いろいろな思いが伝わる、とても素敵な感想をいただき、座員も感激。
汗に紛れて涙を流した役者も……
なにかを与えることが出来、それが別の形で役者たちに返ってきて、そんな対話をしっかりと感じ取ることが出来た公演になりました。



搬出も生徒たちや先生方に手伝っていただき、大助かり。
鹿児島修学館の皆さん、本当にありがとうございました!


龍様も今日は、どことなく嬉しそうでした♪



0 件のコメント: