林光歌劇場 劇場日誌(2月6日):青木美佐子

『吾輩は猫である』本日が初日であった。いつもは人間を覚めた目で観察している吾輩ではあるが、 本日に向けての人間達の働き、特にこの度は演出部の方々の働きには感服せざるをえない。22場まであるこのオペラ、場面転換は毎回時間と空間との戦いであり、しかも一切物音をたててはならない、静かな戦場のごとき様相を呈している。幕の役割をも果たしている6枚の障子の開け閉めには、繊細で微妙な芝居心と音楽性、そして潔い決断力が必要とされる。障子に映す影絵に至っては、照明部との協力のもと、不可能を可能にするべく努力が続けられてきたのである。そして無事初日が迎えられた本日、吾輩はスタッフの方々、観に来てくださったお客様、その他関係するすべての方々に深い感謝の念を感じざるをえない。皆様本当にどうもありがとうございました!『吾輩は猫である』は、あと5回公演がある。さらに良い公演にするべく吾輩も努力は惜しまないつもりである。
そして明日は吾輩も観るのを楽しみにしている『セロ弾きのゴーシュ』の初日である。チケットは残りわずかではあるがまだあるらしい。一人でも多くの人間に観て頂きたいものである。
吾輩も眠くなってきた。もう休もう。お休みなさい(-.-)zzZ
*猫甲*

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