林光歌劇場 劇場日誌(2月3日):萩京子

今日、2月3日は節分ですね。
皆さん、豆まきはされましたか?
歳を重ねますと、食べるお豆の数がだんだん大変になってきますね(笑)。

さて、こんにゃく座はいよいよ「林光歌劇場」劇場入りです。
これから初日までの日々は文字どおり怒涛の日々となります。
通常の公演でもそうですのに、今回はオペラ2作品の幕を開けなくてはなりません。(コンサートもあるし!)綿密な計画をたてて臨みますが、どんなことになりますでしょうか?

年末から稽古場に本番通りの舞台装置を立て込んで、両作品じっくり稽古してきました。

2月1日に「吾輩は猫である」の稽古を終了し、その日のうちに「吾輩」の大道具の主だったものをトラックに積み込みました。
そして昨日2月2日「セロ弾きのゴーシュ」の稽古を終了し、「ゴーシュ」の大道具を積み込みました。
両作品に必要な衣裳、小道具、楽器、照明機材、制作グッズ、販売物などが、こんにゃく座の4トントラック2台に積み込まれましたが、1回で全部は入りきらず、こんにゃく座と劇場を2往復することになっています。

さて俳優座劇場のある六本木界隈は渋滞が心配されますので、トラック組は朝7時にこんにゃく座を出発し、9時から六本木通りにトラックを止めての、恒例の大変な荷下ろしが行なわれ、舞台の仕込みが始まりました。




午前中にはピアノの搬入と調律もあります。

と、さもその場に立ち会っているかのように書いておりますが、私は15時からのリハーサルに合わせて劇場に到着しました。

通常とは違う、今回の公演の初日までのタイムテーブルは次のようになっています。

2月3日(月)
9時~「ゴーシュ」搬入・仕込み、照明吊り込み
13時~「ゴーシュ」照明合わせ
15時~「ゴーシュ」リハーサル
18時~「吾輩」搬入・仕込み

2月4日(火)
9時~「吾輩」仕込み(大工さん入り)
14時~「吾輩」照明合わせ
17時~「吾輩」転換・影絵稽古
19時~「吾輩」1幕舞台稽古

2月5日(水)
9時~「吾輩」照明合わせ
15時~「吾輩」2幕舞台稽古
18時~「吾輩」衣裳付きリハーサル

・・・と、こんな具合で進みます。(進むと良いと思います。)

今日の「ゴーシュ」のリハーサルは、高野ネズミ、ピアニストは榊原さんで、場ごとに止めながらやった後、川鍋ネズミで5場だけやりました。

その後楽屋でダメ出し。

私の仕事はそこまででしたが、現場はその後ゴーシュの照明の作業、そして「吾輩」のセット搬入・立て込み、と続きます。

少しずつ時間が押していて、19時半ころ私が劇場を後にするころ、2度めの荷を運んで来たこんにゃく座のトラック2台が六本木通りに止まっていました。


これから22時まで劇場での作業が続くことと思われます。

19:30以降の搬入の様子







最後まで現場にいない私が本日の報告するのは不十分ではありますが、「林光歌劇場」劇場入り初日の雰囲気の一端をお伝えできれば、と思いました。

他の座員はあまりに忙しすぎて日記を書くことができないのでした。

「林光歌劇場」が無事開幕できますよう、皆さんも祈っていてください!

萩京子

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