オペラ『白墨の輪』稽古場日誌(1月20日):佐藤久司

おやおや?
なにやら楽器の練習が始まりました。



スネアにシンバルにトムトム…


今回は役者も楽器を演奏する場面があるんです~!
どんな場面で演奏するのか、さりげなかったり、一瞬だったりする事もありますので、お見逃しなく!


この方も張り切って練習してます。



物語り歌手役の梅さん


演出の坂手さんは、まっさらな状態から稽古の中で発見したことをいろんな角度から話されます。その話しがとても面白いです!深くてユニークで、僕たちを凄く刺激します。
そして、さらに面白いのは、話の合間にさりげなくジョークもまじえること。真面目な話しをしてる中、「…そんなことをしてはダメよダメダメなんですね…」とか、「グルシェの心がグルグルして…あっ今のシャレじゃないですけどね…」とか、さらりと言うのがとてもお茶目です。若輩者の僕が言うのもなんですが。


坂手さんは、グルシェが赤ん坊を助けたのは、それが正しいからではなく、けものとしての本能がそうさせたのではないかと話し、それが僕の心に強く響きました。
僕はグルシェのお兄さんを演じるのですが、赤ん坊を連れてやってきたグルシェを、何の事情も知らないまま、家においてやる気持ちと少しつながったような気がしました。
お兄さんは少ししか登場しませんが、大事に演じたいです。


ますます稽古が楽しくなりそうな予感!!


医者やグルシェの兄などを演じる佐藤久司

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