オペラ『白墨の輪』稽古場日誌(1月26日):土居麦

稽古が始まってから二十日が経ちました。稽古場で過ごす時間はあと1週間、どんどんと熱を帯びる稽古場で今日は初めての通し稽古をやりました。
最初から最後まで全5場、ここまで練り上げてきたひとつひとつのシーンがつながり、ものがたりは語られ、音楽が通ります。

今回の白墨の担当とはいえ、制作は稽古場で過ごす時間はそんなに多くありません。劇場入りの準備をしたり、公演のお知らせをしたり、お客様からのお申し込みに対応したり…と、なかなか事務所を離れられません。

通し稽古を見に稽古場に上がると、ものすごい熱気、おまけに湿気。流れている空気が事務所と明らかに違うことに驚かされます。
ですがその理由も納得、公演の準備を進めるなかで何度も読み返してきた紙の上の言葉が、体から発せられる音となり自分に向かってくる…その迫力たるや!!あらためて舞台の醍醐味とはこれぞ!と、今日は一足先に存分に味わわせてもらいました。



18人の歌役者が重ねる声の響きを、その迫力を、皆さまどうぞ劇場で体感ください!!

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