『よだかの星』+うたのステージ メンバー紹介

今回は、「うたのステージ」のなかで歌われている、宮澤賢治の「月夜のでんしんばしら」の言葉を借りてメンバー紹介をしてみようと思います。



右とひだりのサアベルは たぐいもあらぬ細身なり



島田大翼
よだか役/バスパート
内容的にもサイズの面でも着る人にピッタリの服を発想するデザイナーで、よだかのズボンも左右の脚をこの上なく細く魅せてくれる。全体から細部まで、色々なことをよく見ている、頼れるひと。




やりをかざれるとたん帽 すねははしらのごとくなり



武田茂
鷹役ほか/テノールパート
古着屋で買った馬の柄のセーターを誰より素敵に着こなせるのだから、槍型のトタンなんてわけなく頭に乗せられるはず。たとえ膝が痛くともしっかりとした足取りで好きなように進む、自由なひと。



タールを塗れるなが靴の 歩はばは三百六十尺



高岡由季
川せみ役ほか/ソプラノパート
どんな色も似合うけれど新しく買う服はタールのように黒いもののみと決めている。実際の身体は小柄でも、時折三百六十尺あるかもしれないというほどの一歩を踏み出すことがある、侮れぬひと。




二本うで木の工兵隊 六本うで木の竜騎兵



沖まどか
大熊星役ほか/アルトパート
小さな体で何本もの手があるかのように色々なことをやりこなす。その腕でひっそりと沢山のものを抱えて一人でうんと働いていても自分でいっぱいにならずいつも周囲に気を配れる、気遣いのひと。




寒さはだえをつんざくも などて腕木をおろすべき



熊谷みさと
ソプラノパート
寒さは苦手だけど、意思は固めなので、おろすまいと心に決めたものは何が何でもおろさぬようにする覚悟。そんなに頑なにならずともまあよいではないか、と最近は思ったりもする、頑固なひと。




肩にかけたるエボレット 重きつとめをしめすなり



冬木理紗
アルトパート
エボレットがあるかのような肩付きをしているのは、きっとそのつとめの重さを感じているから。今日できなかったことが明日はできるよう、ゆっくり少しずつ前進してゆく、努力のひと。




いちれつ一万五千人 はりがねかたくむすびたり



沢井栄次
テノールパート
大勢の列に入って針金で繋がれることには抵抗がありそうだけれど、整理整頓や片付けをきちんとするところはやはり規律正しい性分からなのかも。大きな目でみんなを照らす優しさのひと。




暑さ硫黄をとかすとも いかでおとさんエボレット



富山直人
バスパート
溶けるような暑さの中でも、たくさん汗をかきながら大きな体でたくさん動いて、周りの人を笑わせることに情熱を傾ける。エボレットは落とさないけど話はきっちりおとす、愉快なひと。




はやさせかいにたぐいなし



服部真理子
ピアノ
花火を見てからピアノを弾いたり、ピアニカを吹いてからピアノを弾いたり、舞台上での移動から駆け込んで演奏しだす素早さは無類のもの。体勢も演奏も崩さない華やかなひと。




きりつせかいにならびなし



野原孝
サックス
突然こんにゃく座の旅に放り込まれてきっと戸惑いもあると思うけれど、初めて合わせる時からばっちりきっちりつけてくれる。衣裳もよく似合う爽やかなひと。




その名せかいにとどろけり



西田玲子
舞台監督
演出助手からの舞台監督。本番中は照明操作もしたり、作品を端から端まで見渡してその存在をとどろかせている。きっちりと朗らかを併せ持った明るさのひと。




2018年3月「うたものがたり『よだかの星』+うたのステージ」は、以上のメンバーで張り切ってお届けします!!




写真・文/熊谷みさと



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