オペラ『ルドルフとイッパイアッテナ』あうるすぽっとでの新作初演、9月11日に千穐楽を迎えました!
9月8日から11日という短めの期間ではありましたが、劇場入り前に前売り券が完売し、毎日大勢のお客さまにこの作品をお届けすることができました。
ありがとうございました!!
8月の稽古が始まる前に作曲が完成し、落ち着いて臨めると思ったのも束の間、始まってみると、こんなに一瞬にして過ぎ去ってしまう、とんでもなく濃密な日々でした。
早々に組み上がった装置。上から見るとこんな感じ!
この装置、見た瞬間にわくわくが爆発して、自由に動き回るのが楽しみで仕方なくなったのですが、実際立ってみるとなんとも難しいこともたくさんあって、油断大敵!慎重に、しかし大胆に、だんだんと装置と仲良くなる日々…
ある日、舞台美術の池田さんがいらして、装置がカラフルに…!
制作チーフの田上ナナ子さん、色塗りまで手伝ってくれてます
監督するイッパイアッテナ氏
カラフルに、より魅力的になった装置とどんどん仲良くなり、最終的には
メーヴェごっこを楽しむまでになりました。
今回、ピアニストとの連弾というスペシャル事項がありまして、
萩さんによる特別ピアノレッスンが開催されたり!
お手本を弾いてくれてわくわく…!!
そして「おぺら小屋」のための写真撮影がおこなわれたり、
撮影を撮影してるのを撮影したり、、
力作の自作仮衣装が登場したり、
自らのイケメンぶりにうっとりしたり、
ピアニストの目力にびっくりしたり、
麦わらの可愛さににっこりしたり、
濃密すぎる稽古の日々、8月最終週から劇場入りまでは本当に朝から晩まで、こんなに鬼のように稽古するの久しぶりなんじゃないかしら、、と思うほど、みんなで力の限り立ち向かいました。
そうして9月5日、劇場入り。
あうるすぽっとのピアノは自動演奏機能付き!
演出部・吉田進也のテープが火を吹くぜェェ
そんな様子を穏やかに見守る演出部チーフ壹岐くんも
時折チビ沖まどかに圧を与えたり
楽しげなる演出部がもりもり準備してくれました。
もちろん宮本宣子さん率いる衣装部も、
何かに驚いたり
暖簾の影からひょっこりしたりしつつ、もりもり準備してくれました!
あっという間に準備して、あっという間に初日です…!
猫なのにどことなくネズミっぽさも漂う、中学生の頃のままのゆず子に
「髭剃ると俺可愛くなっちゃうから」と大真面目に言う、愉快なしんちゃん
キリッとした表情からは想像もできない面白ジェスチャーで大笑いさせてくれる敏之さんと
カメラを向けると面白顔ばっかりしてくれるサービスもりもりの西田さん
そんな個性豊かな「ね組」、主張が強いのに何故かちゃんとバランスよくまとまっていて、力強さと色彩を感じました。
一方、気付くとなんか集まってる「こ組」
口を開けた表情が大得意、身軽で気遣いの篤史に
この髪型にして「竹内涼真みたい!!」と各方面から大絶賛だった、優しさの塊・北野さん
稽古場での初・粗通し稽古の日から「円陣組む!?」とノリノリだったあかねさんと
小さい頃から動くの好きで良かったーと心から思っているちゃみ
とうとう迎えた本番で、こ組の円陣組もうとして誰もやり方がわからなかった時には笑いが止まりませんでした。
こんな私たちを、ずっと見守り励まし導いてくださった方々…
左から、演出の立山ひろみさん、作曲の信長貴富さん、台本のいずみ凜さん、振付の山田うんさんです。
演出のひろみさんは、いつも役者の個性ややりたいことをとても大切にしてくれて、その上で作品の中身について、丁寧に丁寧に何度も話をしてくださいます。
前に岡原さんが「ひろみさんの演出は説得だ」と言っていたのですが、言い得て妙、という感じで、そのシーンがどういう造りなのか、誰がどういう役割なのか、ちゃんと理解して動けるように導いてくれる方です。
初日の幕が上がった後も、たくさん話をしてくださり、より良くなるよう、厳しくも温かく励まし引っ張ってくださいました。
作曲の信長さんは、こんにゃく座とは初めてのおつきあい。ずっとこんにゃく座を好いていてくださったそうで、ご自身の作品がこういう形で上演されるのを、夢みたい、と喜んでくださり、毎公演感涙して舞台袖で待っていてくださいました。
ハラハラしたり底抜けに楽しかったり、美しさはもちろんキャッチーな部分もあったりして、色彩に富んだ魅力的な音楽、初めて聴いた時からめちゃくちゃ面白い!と思ったけど、歌い込んでより一層染み入る部分もあって、新鮮にわくわくする風をたくさん吹き込んでくださいました。
台本の凜さんはオペラ『銀のロバ』でもお世話になったのですが、あの時のパスカールお兄ちゃん役が2人ともイッパイアッテナになっていて「ポンコツ兄ちゃんが立派になって…!」と喜んでくださいました笑
今回のおぺら小屋に載っていた凜さんのお言葉、ご覧いただけましたでしょうか?とっても胸が熱くなりました。
台本作家の方には珍しく旅公演にも駆け付けてくださる作品愛に溢れた凜さん。『ルドルフとイッパイアッテナ』も毎日劇場に来てくださり、毎公演感涙して舞台袖で待っていてくださいました。
振付のうんさんは、とても軽やかで楽しげなる方で、動物っぽさを出すには?という基本的な動きから、あいうえおや都道府県の振付など、たくさんたくさんお世話になりした。
細かい動きを相談したり、
基本姿勢もうんさんのお力でもりもりに格好良くなりました!
もちろん劇場でも。
モノマネではなく、緩急で猫っぽさや犬っぽさを出す、うんさんがお手本でちらっと見せてくださる動きが素敵に軽やかで、何というか…動ける喜びみたいなものに満ちている気がして、目を奪われ憧れたものでした。
今回「歌唱指導」という形で稽古から入ってくれていた大石さんにも、とってもお世話になりました。
動きながら歌うと力んだり緊張したりしてうまく声が出なくなったりするのを、ひとつひとつ寄り添って解消できるように声をかけてくれて、とても心強かったです。
そしてそしてそして!!
そんな私たちやスタッフさんたちをまとめてつなげてずっっと見守ってくれたのが、演出助手の青木美佐子さんです
ルドルフのデザイン画、美佐子さんとそっくりでしょ!
誰よりもキュートでしょ!!
大変なお仕事を、大変な様子を一切見せず淡々とこなして、お礼を伝えても「私は見てただけ」なんてクールに言って全然恩に着せない美佐子さんが、ね組が千穐楽を終えた時に涙しているのを見て、背負ってくれていたものの大きさを少しだけ知った気がしました。
ピアニスト・湯田亜希さんは、カメラを向けると目を見開く習性があって楽しいです。
劇場入りしてからも信長さんのアドバイスを聞いたり
柔らかな心でずっと私たちにも物語にも寄り添ってくれて、一緒に笑って涙してくれて、共に成長できたような、そんな気がしています。
千穐楽では「ひろみさんと円陣組みたい!」って言い出して、誰もやり方知らないのにってみんなで大笑いしながらとにかくやってみたりして楽しかったです。
五味貴秋さんは、音楽稽古初日からこの作品の音楽のわくわくを演奏で教えてくれて、なにこれすんごく面白い!楽しい!!って、走り回りたくなる気分でした。デビルのアリアなんか格好良くて楽しすぎて笑いが止まらなくなったのを私は絶対忘れません。
みんなと音楽のことを話し合ったり
楽屋でも眼福ショットをいただいたり
カメラ向けてることに気づいた時の笑顔が欲しくてたくさんコソ撮りしてしまいました
初日に向けてピアノの魅力がぐっと増したのを感じたのに、初日が開けても終演後すぐにピアノに戻って復習していて、その向上心に頭が下がる思いでした。
こんな最高の仲間たちと、新作初演をお届けしたオペラ『ルドルフとイッパイアッテナ』。
ここに全然書ききれていない、スタッフさんや座員のみんなのたくさんのお力添えがあって、無事開幕し、お客さまへお届けすることができました。
誰もが安心して舞台を観られる日常はまだ訪れないけれど、そんな中でも毎公演満席になるほどのお客さまに足を運んでいただけたこと、心から嬉しく思います。
ご来場いただいたお客さま、行きたいと思ってくださったみなさま、応援してくださった方々、関わってくださった全ての方に、ありがとうの気持ちでいっぱいです。
「こんにゃく座のこれからの50年」への第一歩となるこの作品が、こどもたちに、そして、かつてこどもだったおとなたちに、末永く愛される作品になりますように。
ありがとうございました!!
〜〜おまけのお写真たち〜〜
レアなデビル2ショット…片耳立ってますね
フギャー練習中
うんさんにマッサージしてもらいフギャーなあかねさん
襲い掛かる虎(稽古着にしようと買った虎柄の服が劇場入り前にようやく届いたって言っててめちゃ笑いました)
こちらもマッサージしてあげたりして
なんだかんだ仲良しな2人
舞台監督・八木ボスからアドバイスを受けるなんともルドらしい表情のルド
そしてぼっちになるルド
誰がよりチビか言い合っているチビたちの一方は
公演のためにすべての方面へ走り回ってくれた制作チーフです
働く演出部の
2人はAB型
は、鼻が干してある…!
なんかこんな感じの
カッコいい写真撮ろうと思ったら
変な人写りこんでた…!
イケメンズに
なんといういい男
いくらでも見てられる
いくらでも
見つめる謎自撮り
あいうえお練習中
にぼしやるよ、、無反応
にくきゅう
よく頑張ったね篤史、の日
洒落っ気溢れる五味さんからの差し入れ「コグミ」
結局集まっちゃう「こ組」
そして毎回円陣組んじゃう
Tシャツお揃いの演出家、振付家、歌唱指導!
舞台監督助手・リエちゃんがみんなの前で「こんなに名前を呼ばれるのは初めての経験でした」と話していて楽しかった時
またね…!!
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