ネズミ組 in 愛知県名古屋市『名古屋市芸術創造センター 』(10月14日):萩京子

「ネズミの涙」ラストツアーでは、ふたつの一般公演があります。
そのひとつ目が今日、名古屋市芸術創造センター(通称、芸創センター)で行なわれました。
みんなは昨日名古屋入り。鄭さんと私は本日新幹線で向かいました。
たま〜に、このように鄭さんと列車に隣り合わせて、よもやま話をしながら現場に向かいます。
鄭さんと私のオペラ第一作は、1997年、名古屋のオペラグループうたざのために書き下ろした「スマイル」でした。
「スマイル」の初演も芸創センター だったね・・・25年も前だね・・・若かったね・・・などなど話も盛り上がり、11月末から稽古が始まる「さよなら、ドン・キホーテ!」のこともいろいろ話しました。

さて、芸創センターに着きますと、客席が赤い!
よく見るとすべての席にお座布団が。ウレタン製かな?
そしてよく見ると御園座と書いてあるのでした。
御園座からもらったのかしら?

そして通し稽古。
終わって、私からは少々のチェックポイント。
ピアノの鳴りが悪かったので、ピアノの位置を変更してもらいました。
ピアノの位置を変えると、照明も直してもらいます。
本番はぐんと良くなりました。
ピアニストの榊原紀保子さんも弾きやすくなったとのこと。そして演奏しながら見える景色が変わった、とのことでした。
ピアニストにとって、ピアノの位置はとても重要なのです。

鄭さんからは、たくさんのダメ出しが!でもいつもよりは少なかったかもwww。

さて、本番はとてもたくさんのお客様にご来場いただき、客席の反応も温かく、笑い声に包まれ、作品は観客に仕上げてもらうのだということを、つくづく感じました。

「ネズミの涙」の旅はまだあと一ヶ月あるのですが、今日は大千秋楽と言っても良いような充足感を私は感じたのですが、鄭さんはまだまだ、という顔つき。さすがアジア一しつこい男ですねwww。

「戦争と難民」という最も今日的なテーマを盛り込んだ「ネズミの涙」の旅は、まだまだ続きます❗

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