ピノッキオ本番日誌:萩京子(作曲家)

初日を終えて、少々眠い萩京子。
がんばって書きます。

今回のピノッキオ稽古場日誌、どうもみんな大変でヘロヘロ状態のため、非常に滞ったまま、ついに昨日劇場入りしました。
つまり稽古は終わりました!
そして今日は初日の幕があがりました。

さて、昨日のことから少し書きますと、昨日は午前10時から仕込み、夕方の18時半からランスルーという名の、明かりあわせを兼ねた舞台稽古でした。
照明も入るので、立ち位置など、稽古場どおりでよいところと、調整が必要なところがあります。
このオペラは1秒単位で動きが絶妙に組み合わさっているので、ものの置き場所、立ち位置などは本当に1センチ単位で決まっていきます。

25日のランスルーは全6場のうち3場終わったところで、歌役者4人はフラフラになっていて、もうここで終わりにするだろう、と誰もが思ったのですが、鬼の舞台監督が次の場まで進めようとするのです。
「もう少し先までやります!いいよねー?」と皆に声をかけたのですが、お返事がありませんでした(笑)
それでも、さらに少し先までやり、21時まえに終わりました。

そしてその翌日である今日(26日)はまたまたかなりハードな一日。
10時集合、10時半から昨日の続き。12時くらいまでで、最終場面、カーテンコールまで行きました。
これはかなりスムーズな進行と言えます。
とはいえ、これで終わったわけではなく、ゲネプロは14時から。
ゲネプロのあと、だめ出しがあり、最後のチェックをして18時の開演を待ちます。

今日はあいにくの空模様で、しかもとても寒い。
お客様は来てくださるのだろうか・・・という不安がよぎります。
こんにゃく座としてははじめてのイタリア文化会館。
建物に一歩入ると、そこは外国という感じです。
ロビーにおいてあるソファーなども一味違うのです。
海外公演が続いているような錯覚におちいります。

お客様はちゃんと来てくださり、満席の状態で初日を迎えられました。
本番はとても緊張していたと思いますが、いろいろなところがうまくいき、たいへんよい初日の舞台となりました。
昨年のアジアツアーでの経験が大きな栄養となって、また今回のスタッフの全力投球も加わり、一段と磨きのかかった『ピノッキオ』となりました。
歌役者もぐんとパワーアップしています。

明日は11時と15時開演なので、集合は9時。
というわけで、この辺でおやすみなさい・・・・。

萩京子

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