ピノッキオ旅日記 in インド!(10月8日):萩京子

10月8日(月)

 朝7時ホテル出発。空港へ。コルカタからチェンナイへ。今日はお昼を食べる時間がとれないかもしれないので、空港でサンドイッチと飲み物を買う。コルカタに同行してくださった基金の土井さんとはここでお別れ。チェンナイには基金の山村さんが来てくださることになっている。土井さんとはデリーに戻ったときにまたお会いできる。「きっと成長してデリーに帰ります!」と言ってお別れする。



 チェンナイまでは約2時間。ぐっすり眠ってしまった。さすがに疲れがたまってきて、お腹の調子も少しあやしくなってきた。岡原も元気がない。
 飛行機の中で、それでもタンドリーチキンサンドを食べる。
 チェンナイ空港到着。デリーよりもコルカタよりもぐっと暑い気がする。南インドだ。言語もタミール語。空港の表示もヒンディー語とタミール語と英語の3つがある。
 空港にはチェンナイ領事館の古川さんが来てくださっていた。そしてデリーから基金の山村さんも。
 車輌はバスとトラック。舞台に必要な荷物はトラックに、私たちは今日のワークショップに必要なものを持ってバスに乗り込む。目指す先はABK-AOTSの建物。AOTSというのは、日本に留学したことのある方たちの同窓会の集まり。メンバーの名刺にはDOSOKAIと書いてある。



 学校の教室ほどの広さのホールに一般の方と学生と報道関係の方が30人ほど集まる。大人ばかりの初めてのワークショップ。チェンナイの人はシャイだと聞いたので、こんにゃく体操を一緒にやってくれるだろうか、一緒に歌ったりしてくれるだろうか、と心配したが、なんととても積極的にやってくれた。報道関係者もたくさん来ていて、終わってから何社からも取材された。今晩のテレビでも放送されるとのこと。明日の朝刊にも。良い宣伝となって、明日の公演にたくさんの人が来てくれることを願う。




 ホテルに戻り、すぐ食事に出かける。領事館の方が日本料理店を予約してくださっていた。領事館の古川さんと基金の山村さんと、山村さんともお知り合いで領事館関係のお仕事をされている小林さんとご一緒に夕食。おでんやなす焼き、鍋焼きうどん、カレーうどんなどを食べる。日本の味だ!と感激する。インドでカレーうどんというのがおかしい!
 元気のなかった岡原も、インドの薬を飲んで、良くなったようだ。インドに来て一週間ごろがひとつの目安で、ほとんどの人が体調をくずすと聞いていたので、これも洗礼というか、通過儀礼みたいなものですね。
 私もワークショップが始まるころはしんどかったが、終わったら元気になった。
これからツアーの後半に入る。体調に気をつけて良い出会いを積み重ねていきたいと思う。

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