おぐりとてるて、初日まであと3週間となりました。
本日は衣裳のフィッティングをおこないました。プランナーの太田雅公さんと、アシ
スタントのみなさんが暑い暑いなか、大荷物で稽古場へやってきてくださいました。
今回は十人の出演者で実に60近い登場人物(登場動物?もあり!)を歌い演じます。
そのため、衣裳の数もとても多いのです。
今回の物語の舞台は、日本の中世、室町時代。今までも、『金色夜叉』や『好色一代
男』などなどいくつかの和物オペラを上演してきたこんにゃく座にとっても初めての
時代です。
太田さんは、布地を染め、柄などもすべて書いて衣裳を製作されます。そして作業が
進むにつれて、さらに色が重ねられて深みが増し、奥行きが出、なんとも美しく唯一
無二の衣裳が誕生するのです。
今日の段階は製作途中のもの。これから公演に向けてまた変化し続けていくのです。
作業過程を見ていると、完成に向けて期待が大きくなっていくものですね。みなさん
もどうぞお楽しみに。
さてこれは、誰の後ろ姿でしょうか
うるおさんですね。何の役の衣裳でしょう
これはあの人の頭ですね
そしてこちらも衣裳の一部なのです!
今回のオペラの元となっている“説経節”は、物語を語る説経師と、それを聞いてい
た民衆たちによって形作られた芸能だといいます。説経師は全国を旅し、語り、民衆
たちはその説経師の語る物語を心待ちにしながら日々を暮らしていたそうです。私た
ちと根っこでつながるそんな時代の持つ力を借り、時に繊細で力強く、そして骨太な
新作オペラ『おぐりとてるて』─説経節「小栗判官照手姫」より─、どうぞみなさん
お誘いあわせのうえ、お越しください!
おまけ
ある日の稽古後、小栗判官役・島田大翼が何やら作業をしている模様
なんと!仮小道具を自ら制作していました。その名も「カーリー」(仮だから!)
作業中重要登場動物に乗ってみる作曲家!
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