キラリ☆かげき団 第14回公演への道:熊谷みさと

キラリ☆かげき団、今年も3月の公演に向けて、命を燃やして稽古しておりました。

伊藤多恵さん構成・演出による、「にぎやかな夢〜風ン中、ひなげしたちの歌」。



萩京子、モーツァルト、クルト・ワイル、
の音楽が神出鬼没。
オペラシーンのヒットパレード。
やがて、林光の「ひのきとひなげし」が現れる。

そこは、“おやすみ”の声とともに閉められた
ふすまの向こう側のよう。
漏れる橙色の光、大人たちの抑えたお喋りや
笑い声…
ぱんぱんに膨らんだにぎやかな夢。

歌役者たちは大まじめにふざけて、
欲張りに歌います。
どんな悲しい思い出も喜びに変えて。




どうです、楽しそうでしょう。


キラリ☆かげき団は埼玉県富士見市のキラリ☆ふじみを拠点として活動している市民団体です。2006年の発足からずっと、こんにゃく座が指導・協力してきました。

そして今回は、こんにゃく座からは岡原さんが音楽助手、沖さんが演出助手、泉くんが舞台監督助手、熊谷が衣裳製作という形で関わっておりました。


こんにゃく座が『イワンのばか』に集中している時も、かげき団は多恵さんのご指導のもと、稽古に励んできました。



ばばーん!!

スタァのポーズです。
一体何のことやらちんぷんかんぷんでしょう…でもなんだか楽しそうでしょう!


背負ってきた人生を糧に、人柄で泣かせる団体、そしていろんなことがあっても結局なんだかんだ楽しく盛り上がるあったかい団体、それがキラリ☆かげき団なのです。


そうして、2月末、こんにゃく座本公演が終わってスタッフも集まり、本腰を入れて稽古です。



一体どんなシーンなのかさっぱりでしょう…でもなんだか楽しそうでしょう!!






衣裳もどんどん決まってさあこれで本番に向けて突き進むだけ、頑張るぞー!!
と皆が本気で燃え始めた本番約2週間前…


新型コロナウイルスの影響で公演が中止になりました。

突然のお知らせ。あと一歩のところで出来上がるはずだったのに、稽古も何もなくなってしまいました。
仕方ないことだとわかってはいるけれど…


私は残りの衣裳の仕上げにかかっていたまさにその時に連絡を受けました。
ものすごく中途半端な形のこの衣裳をどうすればいいのか、手を止めてしばらくぼんやりしましたが、とにかく心配だったのは、命を燃やして稽古に励んでいた団員のことでした。


生きる気力を失っていたらどうしよう…


そんな不安も抱えながら、稽古をするはずだった最後の週末に、団員全員とこんにゃく座スタッフで今後の話し合いをしました。


会場や体制の関係で、延期にするとしたら秋しかない。


そんな話を聞いて、そこまで経ってまたエンジンをかけられるのか、今急ブレーキをかけてこぼれ落ちてしまったものたちをまた拾い集められるのか、心配が膨らみながら団員ひとりひとりの話を聞いたら


10月でも、これがちゃんとやれるならすんごく嬉しい!!

絶対にこれをちゃんと最後まで作り上げたい!!

と、なんと前向きな意見の多いこと!
スケジュールの都合でどうなるかわからない、というひともいたのですが、最後までやりたい、つくりあげたいという気持ちはみんなにありました。

なんというエネルギー。
命を燃やし続けていく気力がなぜこんなに湧き上がるのか、教えてほしいと思うくらいでした。


そんなわけで、キラリ☆かげき団第14回公演は、10月10日、11日に延期になりました。

日にちがあるんだから、もっといいものにしないわけにいかないよね!
と意気込む団員たち。


けれどもその頃はこんにゃく座は秋の旅公演の真っ只中…スタッフは今の体制ではいけそうにありません。

ああどうしよう、とっても途中だったのに…


…なんて嘆いてたらかげき団員に笑われちゃう!
負けじと前向きにいってやるんだから…!


ということで、作りかけのものを今のうちに仕上げてしまうことに。



多恵さんも来てくれて、猛烈な勢いで大きな物をたくさん作りました!!



小さな可愛い物も作りました。


3人がかりで勢いよく作業をしたので、あっという間に全部できちゃいました。わーい!


この物たちがかげき団のみんなを助けつつ、素敵な公演の日を迎えられますように!

と、手を離れていく物たちを眺めながら思い切り応援するのでした。



キラリ☆かげき団 第14回公演
「にぎやかな夢〜風ン中、ひなげしたちの歌」
10月10日、11日
キラリ☆ふじみマルチホールにて

どうぞお楽しみに!!




歌役者たちは大まじめにふざけて、
欲張りに歌います。
どんな悲しい思い出も喜びに変えて。





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