オペラ『アルレッキーノ』稽古場日誌(3月9日):壹岐隆邦

いよいよ出発目前、本日はこんにゃく座御用達、多摩市民館にてゲネプロです。
今回のツアーは4tトラック2台。
市民館の搬入口には2台を並べておく程のスペースは無いので、時間差でトラックを運んで搬入を進めます。

ゲネプロとは、舞台や衣装などすべてを本番と同じように行う稽古のこと。
私は『アルレッキーノ』のツアーに同行するのは初めて。
裏方にとっても、ゲネプロは仕込みを覚えるのに大事な時間です。
ベテランの皆に教わりながら必死に付いて行きます。

ほぼ予定通りに仕込みを終え、稽古を終え、劇場での見え方などを確認して、ゲネプロ開演。

開演中はトラブル等に備えて、出捌けのタイミングや裏の様子を確認します。
使い終わった小道具は開演中に片付けられたら良いなあ──

なんてやっていたら、まだ余裕が持てず今日一日写真を撮れませんでした。ごめんなさい。

唯一撮った写真がこちら


パンフレットが作られていました。
これで覚えにくい横文字の名前も関係も一目瞭然です。

終演後は急いでバラシ。
観に来た座員総出でお手伝いいただき、退館に余裕をもって終えることができました。ありがとうございます!

最近は音楽関係、演劇関係もたいへんな情況ですが、こういう時こそ、『アルレッキーノ』みたいなオペラの存在が大切だと思います。
単純に楽しむも、深く聞き入るも、気分転換にするも、考えるきっかけにするも、自由。
なにより、"笑い"は最大の薬!
これから観ていただける方の栄養になることを願っています。

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