ネズミ組 in 鹿児島県鹿児島市『鹿児島商業高校』(11月7日):壹岐隆邦

シンボルに駅前の観覧車、そして振り返れば聳える桜島!
昨年末につづき、ネズミ組は鹿児島市へとやってきました。
鹿児島に来るのは何度目でしょう。駅周辺の道も、だいぶん馴染みとなりました。
本日は、鹿児島の座日記をわりと高頻度で書いている壹岐がお送りします。



空が明るさを増していくなか車を走らせ、なんだか前回の鹿児島公演の時のような上り坂を進んで辿り着いたのは、鹿児島商業高校。
鹿児島の学校はどこも高台にあるのでしょうか。
車を降りると、部活動中の生徒たちが元気な挨拶で迎えてくれました。
校舎にはいろんな部活動の活躍を報せる垂れ幕。
体育館には様々な筋トレ用具が所狭しと置かれています。
とてもスポーツが盛んな学校のようです。

そして体育館の扉には、大事な"鉄板ルール"
身を引き締めて仕込みに望みます。

岐阜公演の前日に詰め込んだ体育館用の機材もすべて降ろします。
最終ツアーにして初めて試みた工夫も、ちょっと上手く行かなかったけど、なんとかリフトを使える搬入で一安心

仕込みは順調に進み、いつもは開場まで休む間もない体育館公演で、稽古前にご飯を食べる時間も充分に取れました。
体育館の裏に通る外の廊下で桜島を眺める余裕もあります。

いろいろな工夫の成果や仕込み慣れもあるでしょう。
が、それだけてはありません。
もうひとつ極めつけ、今日は強力な助っ人がいるのです!
鹿児島で舞台の仕事をしている、山崎航平さん。
おそらく中々無いであろう体育館での仕込みに多大なお力添えをいただきました。
ありがとうございます!
またきっと、ご縁がありますように。



入念に稽古をし、本番。生徒と保護者あわせて約600人のお客様に観ていただきます。

『ネズミの涙』最後の体育館公演、いつもと変わらず全力に、でもやっぱり特別感もあります。
客席からは時々ざわめきやひそひそ声が。
終演後には感想を書く時間があったようです。
ホールの公演とは見え方も距離感も違う体育館公演。
どのような事を感じてくれたでしょうか。



今日の鹿児島市の気温は予報では25℃。
体育館の中はやはり暑く、休憩中に出た外の風がとても気持ちよかったです。



【おまけ】
バラシ後、ホテルへ戻る途中に忘れ物に気づいた壹岐は、ひとり歩いて学校へ。
1.5kmつづく上り坂、そして急坂を経て100段近い階段。
ひいひい息を切らせながら、こんな道を徒歩や自転車で通っている毎日に、この学校がスポーツの強い所以を垣間見ることができました。

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