ピノッキオの現場より・ついにツアー最終地ラオス到着! 萩京子

5月28日(月)

タイからラオスへ移動する日。
タイ東北地方の旅を共にしてきた、基金のドアンチャイさんとラワンさんは、飛行機でバンコクへ帰る。
朝8時にお見送り。
また数日後にバンコクで会えるものの、お別れはちょっともの悲しい。
タイのウドンタニという場所で、タイ人のおふたりのお見送りをする、というのも、なんとも不思議なものである。
私たちは10時にホテルを出る。
国境の町、ノーンカイまでは、1時間くらい。
まっすぐな道が続いている。
メコン川を渡り、国境を越えるのである。

まず、タイ側で出国手続き。
タイ側まで、ラオスの日本大使館の小野寺麻希子さんが迎えに来てくれていた。
ラオスのトラックに荷物を積みかえる。
タイでの荷物を運んでくれた運転手のナットくんともここでお別れ。
それから、私たちを運んでくれたチンダーさんともお別れ。
(チンダーさんとは、またすぐバンコクで会える!)
そして今度は、ラオスへの入国手続きをすませ、一同、ラオスの日本大使館が用意してくださったバンに乗り込み、国境を越える。
メコン川にかかる橋の名前は「友好橋」。
タイ側と橋の上は左車線。
ラオスに入ると右車線になる。
ビエンチャンまでは、すぐだった。
とても静かな街。
ラオスの人口は北海道と同じくらい。(600万弱?)
土地の面積は本州と同じくらいだそうである。

お昼前にホテルに着く。
ホテルのすぐそばに、公演場所であるラオス国立文化会館が見える。
立派な建物である。
中国政府の援助で建てたのだそうだ。
今日は会場を見ることはできない。

お昼はホテルの近くのレストランで、ラオス料理を食べた。
竹の籠に入ったもちごめのご飯。赤米と白米、めでたく紅白二色食べた。
タムマークフン(?)という、パパイアを千切りにしたサラダやソーセージ。
いきなりラオス料理を満喫した。

午後の時間はラオスの言葉、ラオ語の勉強。
それから、岡原と私は明日行うワークショップの打ち合わせなど。

そして夜は大使公邸での夕食会があった。
問題は服装である。
一同、旅の服装と言えば、仕込みをしたり、体操をしたり、動きやすいカジュアルなものばかり。
それでも、とにかく持ってきている服の中で一番きれいなかっこうをしていこうと、アイロンをかけるやら、道中で買ったスカーフを巻き付けるやら、いろいろ
工夫したのであった。
メコン川沿いに建つ公邸の庭からの眺めはすばらしかった。
川の向こうはタイなのである。
メコン川の向こうに、真っ赤な太陽が沈んでいった。
お料理は、長旅の私たちを気づかってくださって、たいへんうれしい日本料理だった。
大使公邸での夕食会なんて、私たちはなかなか経験できることではないだろう。
桂大使といろいろお話できて、楽しかった。
今日もまた、未知の世界に一歩足を踏み入れた気がする。
お礼に歌を数曲歌って、大使公邸を後にしたのでした。

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