アルレッキーノ組 in 神奈川県川崎市『多摩市民館』(7月9、10日):壹岐隆邦

暑い夏がやってきます。
梅雨のじんめりとした暑さも吹き飛ばす、熱いオペラが今年も始まります。
暑さも然ることながら、コロナウイルスに突然の豪雨にと、無事に公演が出来るかと冷や冷やしていましたが、そんな懸念も『アルレッキーノ』の熱さには敵いません。



ということで念願は叶いまして無事に開催の運びとなったツアー初日は、こんにゃく座御用達(と言っても良いよね、もはや)、多摩市民館での一般公演です。

今回の公演は、地元・宿河原の"たまこみ(商栄会コミュニティクラブ)"さんの働きかけによって実現しました。
『ロはロボットのロ』の再出発したホール版初日、『森は生きている』大石演出の大千秋楽につづき、3度目の公演になります。

商栄会や川崎西法人会など、地元の方々のご協力によって、今回も多くのお客様がいらしてくださいました!
とりわけ今回は、子どもの姿が多かったように思います。客席からは、大人に交じってたくさんの子どもたちの笑い声。
学校公演の少ない昨今、この会場にけらけらと響く屈託のない声がとても懐かしく、嬉しくなってしまいました。

公演中や終演後にも暖かい拍手。観てくださったお客様がどんな顔をしていたのか、お見送りが出来ない事がとても残念です。

地元でこうやって何度も公演する機会をいただけて、少しずつ地域に根差した活動・地域の方の目に触れる機会も増えてきて、嬉しい限り。
県内、そして全国と旅をして、パワーアップして帰ってきて、また「ただいま」と地元で公演できたら良いなあ、と思います。
ありがとうございました!

オペラ『アルレッキーノ─二人の主人を一度に持つと─』今期はこれから静岡へと旅立ちます。



【おまけ】

ツアー初日、という事で、前日に仕込んで、ゲネプロをしました。

大道具の改造の賜物か、はたまた長い事ツアーをしていた『遠野物語』との物量の違いか、仕込みは思っていた以上にすんなり終わってびっくり。



紅は園生に植えても隠れなし
島田大翼 赤
夏暴君。
主人公は赤と相場が決まっています。

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